堀江自動車工業株式会社ニュース
- エイミング[2022.06.21]
-
ADAS(先進運転支援システム)とは。自動運転とは違うの?
高齢ドライバーの増加にともない、高齢者の交通事故も大きな社会問題になっています。
大きく期待されるのがドライバーの安全運転をサポートするADAS、先進運転システムのさらなる実用化です。
これからの車社会を支えるADASについて、どのような機能があるのか、自動運転との違いも交えてご説明します。
ADASとは
ADASの定義
ADAS とは「Advanced Driving Assistant System」の略称です。
読み方は「エーダス」、自動ブレーキ装置や急発進防止装置などを含む先進運転支援システムのことです。
ドライバーは車を運転しているときは前方だけでなく、常に周囲にも目や耳を使って状況把握をし、安全運転に努める必要があります。
しかし、死角がどうしてもできてしまうなど人間の認知能力には限界があります。
人間の認知能力を補うための、総合的な運転支援システムがADASです。たとえば、車両に搭載されたカメラやセンサーが周囲の状況を迅速かつ正確に把握し、危険があれば素早くドライバーに通知したり、自動車の動きを制御したりと、さまざまなサポートをドライバーに対して行います。
このように、ドライバーの安全な運転を支援することを目的とするADASは、最新の車の多くにすでに設置されています。
ADASの運転支援機能
ADASの運転支援機能は先にあげた衝突被害軽減ブレーキをはじめ、実に多岐にわたります。ここではその一端をご紹介します。
代表的なADASの運転支援機能
アダプティブクルーズコントロール
運転手が設定した速度での定速走行を実現しドライバーの負荷を軽減します。さらに速度を加速したり減速したりして、前方車との車間距離を維持しながら走行することも可能です。
車線逸脱警報
高速道路などで、ドライバーがウィンカーを出さずに車線を逸脱したり車線を逸脱したりする可能性をフロント部分のカメラが察知し、警報音やハンドル振動、表示などで危険性を知らせます。
衝突被害軽減制動制御装置
前方の障害物と衝突する危険性をレーダーが検知し、運転手へ警告します。
万が一ドライバーが適切に車を減速できない場合は、自動ブレーキ制御で衝突事故を回避したり衝突による被害を軽減したりします。ナイトビジョンシステム
夜間や雨天時など周囲が良く見えない状況のときに、周囲の人の熱源を赤外線カメラが察知し、ディスプレイに表示し事故を防ぎます。
交通標識認識
走行中にフロントに設置されたカメラが交通標識を認識し、車内のディスプレイに表示することで交通標識の見落としを防止し安全運転をサポートします。
リアビークルモニタリングシステム
走行中、ドライバーからは死角となりがちな斜め後方から接近する車両をレーダーが検知し、LEDの点灯で警告を促します。
この状態でドライバーが方向指示器を操作すると、警告音で注意を促す機能です。リヤクロストラフィックアラート
駐車場からバックで出るときに、左右の車両と接触の危険性があると、警報音などでドライバーに注意を促します。
高度駐車支援システム
車の駐車スペースを確認し、スムーズかつ安全に駐車ができるようにハンドル操作をアシストする機能を持つシステムです。
バック駐車、縦列駐車もスムーズにできます。ドライバーモニタリング
ステアリングやアクセルなどが操作されていない状況が続いたり、車が不自然な動きをしたとき警報音を発したりして注意喚起します。
車内カメラが、ドライバーの表情から眠気や居眠り運転などを感知した場合も、警報音などで警告します。誤発進抑制制御機能
誤ってアクセルペダルを踏み込んだときに、障害物を検知したセンサーにより警報音などで危険を知らせる機能です。
急発進を抑えたり、自動的にブレーキが制御されるものもあります。近未来の先進支援システムは?
私たちの暮らしがIoT(Internet of Things)と呼ばれる技術により大きく変わってきたように、車もインターネットを通じて、さまざまなインフラやサービスとつながることで大きく変わる可能性があります。
車車間通信システム
車同士がそれぞれの位置、速度などの情報を送受信し、見通しの悪い交差点などでの衝突事故を未然に防ぐシステムです。
路車間通信システム
道路上に路側機を設置してドライバーに安全情報を送信するシステムです。
路側機を媒介に車同士が情報通信を行い、事故を未然に防いだり、路側機自体が周囲の車や人の状況を、通信システムを持つ車に送信し、事故を未然に防いだりします。このような システムを正常に作動させるためにエイミング作業が必要になります。
エイミングとは
(カメラ・レーダー・センサーの調整・校正)とても、正確な校正が求められます。
BOSCH ADASエキスパート認定店弊社では、エーミング作業実施後 (BOSCH ADAS Eカルテ)を発行しております。
・エーミング作業記録(作業時写真・スキャンツール画面のスクリーンショット)
・エーミング作業証明書
・車両自己診断ダイアグレポート(修理業者様の修理作業担保や損保会社請求時の証明としてご活用いただいております。)
車両によって 装着されているセンサー・ソナー・カメラが異なるため
料金は車種または、エーミング対象により違ってきます。
基本料金 15,000円(セルフテスト/車両自己診断/ショートテスト/DTC確認・消去/バッテリーキープを含む)例 50系プリウス フロントミリ波レーダー(ACC) エーミング料金 6,000円
(LDW.AVM.BCM.RCW等 別途応談)
(業者様金額設定もございます。弊社規定による業務委託契約が必須となります。)
弊社では、(G-SCAN3.AUTEL ELITE)スキャンツール(診断機)を使用しており
国産・輸入車 問わず各車両対応いたしております。
プログラミング/コーディング等も対応。
電子制御整備や、ECUの書き換え・サービスリセット等も可能です。
※作業させていただく車両には制約がございます。
(違法改造車両・ノーマル車からの車高変更された車両等は作業をお断りさせていただいておりますので、予めご了承ください。)
作業時間は、1時間~1時間30分となります。
輸入車の場合 お預かりでの作業となります。(2~3日) 対応車種 要応談お気軽にお問合せください。