堀江自動車工業株式会社ニュース
- OBD点検義務化!それってなんだっけ?[2023.05.26]
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こんにちは!
今回はOBD点検義務化それって何?OBD点検とは、自動車の故障やトラブル防止、性能の維持を図るために行う定 期点検の項目として、
令和3年10月1日より追加された、「車載式故障診断装置 の診断の結果」の点検のことを指します。「車載式故障診断装置(OBD)の診断の結果」の点検(以下、「OBD 点検」 という)とは何ですか。
近年、自動車の各構造装置で電子的に制御されるものが増えていますが、
これらの装置が確実に機能するためには、日頃から適切な点検整備を行う必要があります。
そのため、これまで各構造装置の摩耗や劣化、損傷といった、外観を点検する項目が主だった定期点検項目に、
「原動機、制動装置、アンチロック・ブレーキシステム、エアバッグ
(かじ取り装置並びに車枠及び車体に備えるものに限る。)等に係る電子制御装置」の機能の確認を追加しました。
具体的には、OBDに記録されている、上記電子制御装置に故障がないか等の診断結果を、
スキャンツールや識別表示を用いて点検し、必要な整備を行っていただくこととなります。「車載式故障診断装置(OBD)」とはどのような装置をいいますか。
「車載式故障診断装置(OBD)」とは、「車両に搭載される装置であって、故障を検知し、
警報装置によって故障の発生を知らせ、エンジンその他の電子制御装置内の記録装置に
記録された情報によって故障発生時の装置の作動状態を特定する機能を有するもの」をいいます。
「警報装置」とは、「車両に搭載される装置であって、当該車両の運転者その 他の乗員に対し、
「車載式故障診断装置(OBD)」が異常を検知したことを知らせる もの」をいいます。
このうち、運転者席において目視により容易に確認できるよう なものを「識別表示(警告灯)」といいます。<点検の時期>
対象自動車のOBD点検の実施時期はいつですか。
乗用車、貨物車、特種車や自家用、事業用の区別に関係なく、12 月毎にOBD点検を行ってください。OBD点検は車種や用途を問わず、なぜ 12 月毎とするのでしょうか。
OBD点検は、車載式故障診断装置の「機能の確認」に相当するところ、
従来の点検基準において「機能の確認」に当たる点検の期間は 12 月からとなっていることを踏まえ、12月毎としています。<点検の実施方法>
どのようにOBD点検を行うのでしょうか。
OBD点検には、スキャンツールを用いて点検する方法と、診断の対象となる識別表示を用いて点検する方法があります。