堀江自動車工業株式会社ニュース
- 人に車を借りるとき(貸すとき)注意する事[2024.04.10]
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今年の夏休みに、ご家族(親類)や友人たちと車で遠出の旅行の予定の方はいらっしゃいますか?
長いドライブの途中で友人や知人に運転を変わってもらうこともあるかもしれませんが、万が一その時事故にあってしまったら大変です。
今回は車の貸し借りをするときの、注意点をご紹介します。①人に車を貸す場合
車を貸す友人や知人が自動車保険やドライバー保険に加入していない場合は、友人や知人が自分の自動車保険の補償される運転者の範囲に入っているか確認してください。
運転者限定特約や運転者年齢条件を設定してある場合、限定した範囲から外れている人が車を運転した場合は補償を受けることができません。
車を貸し借りする可能性がある場合は補償される運転者の範囲を変更するなどの手続きが必要になりますので、前もって保険会社に連絡してください。
また万が一、貸した車で友人や知人が事故を起こしてしまったとき、自分の保険を使用すると次年度の等級が下がり保険料が高くなってしまいます。
金銭的な負担を極力無くしたい場合には、友人や知人自らの保険が使えるかどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。②車を借りる場合
借りた車で事故を起こしてしまったとき、貸してくれた人の自動車保険を使いたくない場合は、自分や家族の入っている自動車保険についている他車運転特約を利用することができます。
この特約は、自動車保険の記名被保険者やその配偶者、またはその同居親族もしくは別居の未婚の子が、臨時で他人の車を借りて運転中に起こした事故について、臨時に借りた車であってもご自身が契約している車とみなして契約条件に従って補償する特約です。
ただし、加入している主契約が、「運転者の範囲を限定する」といった条件を設定している場合は、限定した範囲から外れている人が運転された際の事故については、補償を受けることができませんので、必ず確認しておきましょう。
また、自動車運転免許を持っているものの、自分では車を持っておらず自動車保険に加入していないという方は「ドライバー保険」や「1日自動車保険」への加入をおすすめします。
加入しておくと、万が一のときには対人賠償や対物賠償、搭乗者傷害特約など、通常の任意保険と同等の補償を受けることができるので安心です。事故が起こってしまった時の保険事情。
その後の友人関係にも影響を与えかねませんので、トラブルを防ぐためにも、クルマの貸し借りはなるべくなら控えたいところですが、楽しい思い出を作るためにも、万が一の時の相談をしっかりしてからお出かけするとよいですね。
それから当然のことですが、借りる人が運転免許を持っているかの確認は必ずしてください。